【初めての方へ】
Next Stageに必要なこと
人生やキャリアには、
必ず”Next Stage”が訪れます
“Next Stage”は
人生の分岐点(ターニング・ポイント)であり、
未知の領域です
Next Stageの例をあげると、キャリアであれば、リーダーなど責任ある役割になる、転勤、起業、転職、リストラなど、プライベートであれば、結婚、離婚、出産、子育ての終了、死別、転居、他にも突然の自然災害や病気の発覚など、これまでの働き方や生き方の前提が変わるときです。
Next Stageでは、環境や人間関係など「外的な変化に対応」することと、その能力を発揮するために「心構えを変容」することが求められます。
「心構え」については、これまで時間をかけて形成してきたため、新しい環境に適応させるには、かなりの時間を要します。
Next Stageを効果的に過ごすためにはどちらも非常に重要です。
しかし、多くの方が「外的変化への対応」ばかりに取り組み、「心の習慣や心構えの変容」にあまり注意を払いません。
「自分が何を大切にしているのか」などの基準がわからないと人の基準に合わせて認めてもらおうとしたり、感情に振り回されたり、自らに制限をかけてしまったりして、 本来の才能や行動力をフルに発揮することができません。
あなたもご存知の通り、
この”Next Stage”で大切なことは、
「心の習慣や心構えの変容」に丁寧に意識を向けて、取り組むことです。
”Next Stage”は古い自己認識を解体し同時に、
新しい自己認識を再構築していくプロセスです
自己認識には、大まかに2種類あります。
一つは、「社会的な自己認識」です。
もう一つは、「中核的な自己認識」です。
役割、大事にしていること、お互いの暗黙の了解や発揮する能力は、対象との関係性やつながりにおいて変化します。
つまり、「そのとき、その場」の関係性から生み出されています。
人生に責任を持ち、自らに語るストーリーや振る舞いに対して、オーナーシップ(権限)を持っていることを意識している状態です。
何にも囚われることなく自由であり、あり方の基盤となります。
Next Stageでは、以前の環境で馴染んでいた「(古い)社会的な自己認識」を洞察するために、「中核的な自己認識」に立ち戻ることが重要なポイントとなります。
「中核的な自己認識」には、新しい環境での生きがいや働きがいを発見したり、創造的に構築したりする力があります。
ただし、新しい環境にフィットした「社会的な自己認識」を生み出すためには、いくつかの代表的なハードルを理解しておくことが必要です。
人は神経学的に、
予測のつかないものを避け、
馴染みのあるものを好みます。
(現状維持バイアス)
過去の結びつきや信頼してきた支えを
なかなか手放せません。
安定的な結びつきや社会的な規範から
自由になった反面、
自らの力で人生の意味や価値を見出す
必要があります。
ご自身の充分な基盤(確かさ)がないと
変化しやすい社会からの脅威に
揺らぎやすくなります。
自己認識が揺らぐと内面に
混乱、不安や劣等感が生じます。
自らの責任で判断、決定を求められるとき、
ストレスから防御的な反応になりがちです。
また、外的な評価や思考に意識が向き、
心身のシグナルに気づきません。
心構えの変容に必要なこと
自分自身と丁寧に
つながること
自己を受容すること
これを確かな自己基盤で受容します。
中核的な自己認識とつながることで、 自己の器が拡大します。
価値やニーズから
目的に向かって生きる
心をオープンにして柔軟な選択肢から行動し、周囲に影響を与えたり、支援したりします。
・自分の心や身体の声を聴けるようになると、病気や過労になる前にセルフケアしたり、
社会に過剰適応することなく自分のペースで物事を運べる勇気や知恵が湧いたりします。
・これまで気づかなかった他者の愛情や配慮に感謝でき、痛みにも共感できるようになります。
その上で、心理的な距離を適切に保ちながら関われるようになります。
・社会的な役割や責務に自分が取り込まれずに、
自分の器のなかに社会的な役割や責務を取り込めるようになります。
・多様な自己の関わりの中で、
自分自身を受容し、成長が実感できると、
「他者を信頼し支援する関わりを通じて、自分も成長できる」
という確信が深いレベルで理解できるようになっていきます。
・権力を濫用して犠牲を強いられる場合、
あなたの思いやりや貢献を誤解された場合などは、明確に境界を引き、
”No”を伝えるか、自然に新たな環境や関係性を求めていくようになります。
次のページでは、具体的な方法論についてお知らせしています。