Next Stageに持っておきたい場所

ようこそ、NLPフィールドにお越しくださりありがとうございます。

本日は、NLPフィールドが大切にするメソッドのページの一番下にあります
「Next Stageで自分自身とつながる7つのStep」のところをお伝えします。

今回は、
『社会的な役割』を外せる第3の場所(サードプレイス)で『時間』をつくる」
です。

新しい環境や人間関係のなかでは、自分の基盤が脆弱になります。


海外旅行に行くと、いつもより景色が鮮やかに感じることはありませんか?
好奇心からか、もしくは海外という知らない土地に対する不安からか
周囲の情報に鋭敏になることで感覚がいつもよりオープンになっているからです。

Next Stageは、これまでの前提や習慣とは異なる日常を過ごすことになります。

海外旅行のときのように、
これまでにない環境で多くのことを体験するため、注意は外に向きやすくなります。

これは、新しい状況に適応するためには大切なことです。

ただし、効果的な行動や成果につながっていない場合やストレスを感じていれば、
過度に外に注意を向けすぎていたり
自分の内面が不安定になっていることが考えられます。


特に、私もここ数年来感じているのですが、
数ヶ月もしないのに、パソコンのOSはどんどんアップデートされるなど、
ITの環境の変化や進化によって
外界の情報、技術、ツールの変化のスピードは加速し、大量に入ってくるようになりました。
(一説には、私たちが1日に受け取る情報量は江戸時代の1年分ともいわれています。)

Next Stageではたくさんの情報が流れ込んでくるので、
ジグソーパズルを始める時のように、ピースがバラバラで、
どこから手をつけてよいかわからない感覚になることがあります。

そのため、考えすぎて行動できないことも増えてきたり、
周囲からの押し寄せるプレッシャーへの焦りから、
場当たり的な行動につながりやすくなります。


また、Next Stageでの経験の浅さによって、
何か起こった時の予測の精度が低くなります。

人は何より命を守ることが重要です。
そのため、外的環境に対して常に瞬時に対応できるように
アンテナを張り巡らせています。

最近の情動の研究では、脳内で予測できる状況に
曖昧さがあったり、
変動性が高く確実でなかったり、
複雑すぎて一つに絞れなかったりすると、
不安や恐れなどの感情の波が大きくなるとも言われています。

さらに、その状態が許容範囲を超えると
本能的に自己を防衛する状態が生じ、
身体は過度に緊張したり、疲労に襲われたりします。


実際、周りのビジネスパーソンと対話する機会がありましたが、
特にこのコロナの状況で何人もの方が、心身ともに疲れていて
家庭や職場で「自分の許容範囲を超えそうな状態だ」と嘆いていました。

サードプレイスという概念はご存知ですか?

スターバックスが提唱したことで有名になった「サードプレイス(第3の場所)」。
元をたどると、アメリカの都市社会学者レイ・オルデンバーグ氏が提唱したコンセプト(概念)です。
この概念は、空間(スペース)に新たな、大切な意味を与えてくれました。

簡単に定義すると

  1. 第1の場所(ファーストプレイス)とは、生活の基本となる場所です。寝起きし、食事をとるなど人間としての生命や健康を維持するために必要な場所です。家族とのつながりがある方は、それに対する義務や責任も生じてきます。
  2. 第2の場所(セカンドプレイス)とは、職場や学校といった長い時間を過ごす場所です。大人は主に生活のための経済活動が中心となります。何かしらの価値を提供するため、ステークフォルダーに対する責任をもち、組織にいる人は、役割責任なども伴います。

私たちは、あなたもご存知の通り、人生の大半の時間を、この第1と第2の場所で過ごしています。
そのため、人生の質は、このそれぞれの場所での時間の過ごし方、そこの人たちとの関係性に依ってきます。

レイ・オルデンバーグ氏は、こうした第1、第2の場所以外にどこにも属さない「第3の場所(サードプレイス)」と名づけ、カフェや映画館など「とびきり居心地のいい場所」を都市設計に取り入れることを提唱しました。
(サードプレイスの特徴は、こちらも参考にしてください。)

この第3の場所は大きくは、
 ①一人でくつろげるタイプ:カフェ、映画館、図書館等
 ②コミュニティタイプ:交流が中心 地域コミュニティ、越境学習等
の2つに分けられます。

あなたの生活の中に、第3の場所が加わることによって、
心にゆとりが生まれたり、新しい刺激を得るなど
自分の中を通っていく情報の質が変わっていきます。

そして、これにはたくさんのメリットがあります。

今、あなたは第1と第2の場所の往復するような生活になっていませんか?
あなたの生活にある第3の場所はどんなところですか?

第3の場所にこんなメリットが、、、

第3の場所は単なる物理的な場所についてだけではなく、
目に見えない精神的な効用が得られることが特徴です。

  • 社会的な時間のペースから解放され(多くの場合、スローになる)、自分のリズムを取り戻せたり、自分に合ったペースで物事や会話を楽しむことができる。
  • 日常の義務や責任から解放される。(「社会的な自己」を手放せる)
  • 社会的な平等性を獲得できる。
    社会においては、上司ー部下、先生ー生徒など縦社会のパワーバランスがあり、かつ、役割を得ると、役割としての振る舞いや義務が、その人の個性や人間性よりも優先されます。そこから脱することで、何か失われたものを取り戻すことができます。
  • 外部からの評価、ストレスや不安が軽減し、痛みより喜びを優先し、生活に潤いを与える。
  • 第1や第2の人との関係性とは異なる対話から、新しい視点や価値に気付いたり、多様性を認められれる。
  • 似た価値観の人とは、つながりを深く感じられ、孤独感や疎外感が減る。
  • 誰かと感情を共有できる会話ができたり、遊び心やユーモアを感じやすくなる。

など、他にもいくつもあるでしょう。

あなたの人生での
第3の場所を確認してみましょう。

10点満点が最高にバランスと取り戻せたとしたら、何点ぐらいつけられるでしょうか?
また、そこで得られていることはなんでしょうか?

例えば、

短期的なバランス長期的なバランス
毎日の仕事帰りのカフェ  8 :息抜き5:本を読み知識を得ること
スポーツクラブ6 :リフレッシュ8:体力づくり

少しマンネリしていたり、惰性で続けているところがあれば
何か変えてみるのもいいかもしれませんね。

最近は、趣味や副業、ボランティアや社会活動など多様化してきたり、
インターネットの発達とともに、サイバー空間を第3の場所とする人たちも増えてきています。

また、最近では「越境学習」という言葉もよく聞かれます。
(「越境学習」で検索してみてください。)

切り口を変えると、第3の場所のコミュニティで、大人になって真の仲間を得たり、結婚したり、尊敬する人やメンターに出会う方もいらっしゃいます。

ちなみに、サードプレイスは、何箇所あってもいいですし、
長く続けても、短期間でコロコロ変えても構いませんしね。

第3の場所で、自己の基盤を定着、強化する。

第3の場所はより深いアイデンティティに気づけたり、安全に育てることができます。
また、Next Stageにおいては、第1や第2の場所で変容するアイデンティティを客観的に見つめたり、調整する場所になります。

アイデンティティとは

アイデンティファイ(同一化する)の名詞で、自分の意識が「これが私だ」と認識している状態のことです。
そのため、アイデンティティは「自己認識」と呼ばれることもあります。

自己認識(アイデンティティ)は、環境や他者との相互作用から生み出されます。
自己内の頭と心と身体の相互作用にも影響を受けます。

例えば、女性の場合、夫に対する妻、子供に対する母では、ものごとの視点や価値観が違うことに気づくでしょう。それによって自己認識も変わります。また、同じ妻というときでも、イライラしているときと穏やかなときでは自己認識は変わりますし、夫とショッピングしているときと家で過ごすときもまた、大切にしていることや自分の意味づけなども変わってくることがあります。

そして、同時に、私たちは子供の時から変わらない自分の感覚や、大人になってもどんな状況や役割を担っていても変わらない自分という感覚を持っています。

このように、自己認識(アイデンティティ)には、環境や他者との関係性の中で構築される「社会的な自己(アイデンティティ)」と自分の中でぶれていない「中核的な自己(アイデンティティ)」があります。

■Next Stageにおけるアイデンティティ

Next Stageは、第1や第2の場所に生じます。
主に、「社会的な自己(アイデンティティ)」がメインとなります。

ある固定した環境や関係性にいると、「社会的な自己(アイデンティティ)」もパターン化し、柔軟性がなくなります。

繰り返しになりますが、Next Stageのタイミングでは、外界の変化が激しかったり、不確実性が増すと「社会的な自己(アイデンティティ)」は不安定になります。


Next Stageでは「社会的な自己」を再構成する必要がありますが、能力、行動や成果ばかりが評価されると、あまり大切にしていることや、やっていることの意味などには意識を向けなくなります。
また、メールやSNSなど、コミュニケーションがテキスト化(文字や文章化)してくると、アイデンティティを確立するための(フィードバック)情報としては、貧弱なものになってきます。

「社会的な自己」を安定化させ、自己基盤を強化することは、逆境を進む力や立て直す力(レジリエンス)、自分を保ちながら人やチームと協働するときには欠かせないものです。外から振るかかるプレッシャーを受け止めるためには、自分のことを信じたり、今やっていることの意味を発見したり、プレッシャーに負けないほどの大きな目的を見つけ、つながることが大切になります。

例えば、あるリーダーは部下のリストラを任されました。リーダーの上司は会議で伝えるだけでも構わない、と半ば逃げ腰な姿勢でした。しかし、その方は、部下一人一人と話し合う時間を十分に持つことを決意します。それは、これまで共に働いてきた仲間へのリスペクトでもあり、それぞれの事情の中で自分ができることがないかを探そうとしていたからでした。

しかし、人を辞めさせるというのは本当にキツい状況でした。家に帰ってもその重荷はなかなか取ることができません。体には精神的な疲労が溜まり、ときには逃げたくなるような気持ちにもなります。

幸いなことに、その方は、弊社の仲間とのコミュニティをもっていたので、そこで今の正直な気持ちを言葉にしました。そして、批判されることなく認めてもらえたり、自分が話し合うことの目的や意味をもう一度、心に思い出し言葉にすることで、リーダーとしてのアイデンティティを取り戻していきました。


このように、第3の場所を持つことで、脆弱なアイデンティティを強化したり、変容させたりすることができるようになります。とくにNext Stageのタフな状況では、次のようなメリットもあります。

  1. 緊急避難的に、社会的な役割や責任を外せること。
  2. 今の状況について、自分の言葉にしたいことを言葉にすること。(話す≒離す)
  3. 同じ状況や経験者の人と話、こうしたプロセスは誰しも通ることであり、必ずいつか過ぎていくことを知ること。
  4. 不安定な感情や気持ちに共感してもらうことで自分の力強い生命力を取り戻すこと。
  5. 自分の価値基準を見直すこと。
  6. 長期的な目的や関係性を高い視点から俯瞰できること。
  7. 協働的な支援関係により、相互に勇気づけ励まされること。

    他にも様々ありますが、人生の中でこうした場所を持つことは大きなリソース(財産)となります。

あなたがあなたを育て、周りの成長とともに進む

私たちNLPフィールドは、Next Stageに応じた自己認識を調整できる第3の場所を提供しています。

できれば、ここで学んだ人が、家庭や仕事の中で第3の場所と似たような機能を果たす、物理的、精神的な空間を生み出せる人になってもらいたいと思っています。

そして、あなた自身の人生にいつしか第1、第2の場所と第3の場所の境界が重なり、融合し、最終的には統合されて、レイヤー(階層)の異なる第4の場所が生まれてくることを支援したいと思っています。

現在開催中のワークシップです。ぜひお時間を作ってお越しください。

この記事を書いた人

nlpfield

株式会社NLPフィールドです。
人生におけるNext Stageにむけて、NLPを中心としたコーチング・アプローチで支援をしています。ご自身の人生を心豊かに生きることを基点として、周囲の人々に共感し、社会に貢献できるよう研修やコーチングを提供しています。
https://nlpfield.jp