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NLP辞典

リソース

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「リソース」についての理解を深めることは、NLPを学び実践する上で重要な「カギ」になります。

なぜなら、NLPの変化の本質はこの「リソース」への気づきと活用になるからです。

 

そもそも「リソース」って何?

 

NLPの前提には、

「誰もが必要とする十分なリソースを持っている」

http://nlpfield.jp/post-1638/

というものがあります。

 

これを聞いたある受講生は、こんな風に尋ねました。

「それじゃ、人間は空を飛べるんですか?」

 

もちろん、私たち単体では飛べません。

しかし、飛行機に乗れば空を飛ぶことができます。

 

もっと昔のことに想いをはせると。。。

飛行機を発明した人が、心から空を飛びたい、そんな気持ちを託して方法を探究していったとき、人は空を飛べるようになりました。

 

私たちも、このお話のように自らの可能性というものを内側に持っていて、それを外に表現する力を持っているということなんですよね。

ただし、大切なことは人から与えられた達成ごとよりも本人が心から手に入れたいという達成ごとのほうがこの前提は効果があるようです。

 

リソースとは、このように自分の望む状態や結果(アウトカム)に役立つもの全てのことです。

 

リソースが、なぜ変化をもたらすのか?

 

こころを変えるNLP」(スティーブン・アンドレアス&コニリー・アンドレアス著 春秋社刊)によると、

 

どのNLPのパターンもいろいろな時点の体験にアクセスし、それを配列しなおすプロセスが含まれています。チェンジワークをごく大雑把に公式化すると

『問題状況から出発して、リソースに満ちた適切な状態を特定し、それにアクセスすること』

といわれています。

最終的には、そのリソースに満ちた状態をインストールし、かつて問題の状態を引き起こした同じきっかけに反応して適切な状態が引き起こされるようにする」

ということです。

 

もう少し具体的に話を進めてみましょう。

 

  1. 「問題状況」に嵌っている多くの場合、私たちはその問題状況に実体験(アソシエイト)しています。そのため、リソースから分離され、問題に反応している状態なので望ましい状態に気づいていません。
  2. ここで大切なことは「問題状況」から離れる、つまり、分離体験をいかにステイトとして形成できるかです。
  3. 未来の望ましい体験をイメージします。このときは、映画を見るように分離体験にしてリソースに満ちた自分で活動していることを創造します。
  4.  映画の中に入り込み(実体験)、リソースを身体で体験します。
  5. その状態のまま「現在」の問題状況に戻ってきます。

 

大事なことは、未来の望ましい体験をどれぐらい「現実感」を持って創造できるからです。

具体的に創造できるということは、無意識に実現するために役立つものが理解できているからです。

 

リソースを発見する練習をしよう!

 

何か新しいことに臨むとき、私たちはまだできていない視点から物事を眺めるため足りていないことや経験のないことに目が向きやすくなります。

そうなると「できるかどうか?」という不安や恐れが立ち上がり、そこで行動を止めたり自己防衛反応が立ち上がるので、視野が狭くなり、内的な会話が多くなり、身体が緊張状態になります。つまりは、可能性に対して閉じる状態になります。

 

大事なことは、こうした私たちの反応を理解しながらバランスをとることです。

 

そのための方法の1つは、「できる理由」探しを行うことです。

できるだけ数多く出します。

まだ、これは頭で考えただけなので、今度はそれを一つずつ身体で体験していきます

 

例えば、「方法がわかっている」ということがあれば、それを思い浮かべたときに身体がどんな反応をしているか探っていくのです。(安心感や自主性などが生まれてきているでしょう)

これをアンカリングしていくことで、あなたはリソースに満たされていきます。

 

あなたの視野や広くなり、内的な会話が減り、身体がリラックスしてきたら良い方向に進んでいる合図です。

 

もう1つの方法は、すべての体験に対してジャッジをしないことです。

すべては必要があって起こっている。それなら、この状況をどう役立てられるだろうか?と自問してみることです。

 

 

リソースを発見する方向性

 

先ほどのお話で言えば、「空を飛ぶ」ためのリソースとは?
飛行機です。

また、飛行機が空を飛んでいたとしても、乗ろうという気持ちがなければリソースを活用できませんね。
大きい意味では、こうした「乗りたい」「飛びたい」という気持ちもリソースになります。

 

現代では、飛行機に乗るために、空港に行って検査を受けて、というようなことも知っておくと便利ですし、海外に行くことになれば、パスポートを取らなければならない、という知識も必要です。

こうしたやり方や知識というものも「リソース」になります。

 

このように、リソースは飛行機のように自分の「外側」にあるものもあれば、自分の気持ちや知識のように自分の「内側」にあるものも指します。

つまりあなたの内側と外側すべてにリソースというものが存在しているのです。

 

そういう意味ではリソースというのは、かなりたくさん存在していますが、私たちは、それらを見ようとしていないのです。

もしくは、当たり前になってしまっていて見えていないだけなのです。

 

リソースは次の方向で探求すると、発見しやすくなります。

 

  1. 自分の周りの環境や人々で役立つものはないか?これを成し遂げたらどんな結果が自分の外側に実現しているのか?
  2. 自分の行動でまだやれることは何か?反応的になっていることでやめることができることは何か?
  3. 他にやり方や可能性がないか、もっと視点を変えてみたらどうか?これを優秀な人が行うとしたら?自分がこれまでやったことで役立つことは?(モデリング)
  4. 私は何を信じると良いか、何をもっと大事にすればいいか?
  5. 自分の使命や本質とどう関連しているか?
  6. そもそも何のためや誰のためにやろうとしているのか?

 

NLPでは、あなたが本当に達成したいことがあるのであればリソースというものはどこかに必ず存在するし、もし直接、手に入れることができなくても、手に入れるための方法というものをリソースとして持っているんですよ。

それを発見していけば、あなたが達成したいことに近づいていきますね。

 

ということなのです。

 

リソースは使わないと宝の持ちぐされ。

 

リソースをたくさん発見した後は、次の2つを検討してみてください。

  1. 複数のリソースで相乗効果を出せる方法はないか?
  2. 実際に、どう今のテーマに実践できるか?

 

リソースについての活用については、ミルトン・エリクソン博士の「セントポーリアの女王」というストーリーが参考になります。

 

ある男性がミルトンエリクソンのところにいって、このように言いました。

「叔母は52歳で、未婚です。楽に暮れせるほど裕福です。唯一の楽しみは、監督教会へ行くことです。そこに友達はおらず彼女は決して誰とも話をしません。抑うつ状態なのです。

・・・ 叔母はこの九か月間、意気消沈しています。叔母のために何かしてもらえないでしょうか。」

 

エリクソンは、たまたま近くに寄ることがあったので、彼女の自宅まで訪問しました。

そこの自宅に寄ってみると大変見事なセントポーリアが咲いていたのです。
彼女は、園芸を嗜むのでした。

 

彼女は、こういいます。
「私は、不幸です。お金もあるし立派な家もあるけれど、ココロの中は空っぽです。」

 

そこで、エリクソンは、2つのお願いをしました。

1つは、様々な色のセントポーリアを育ててください、ということ。
もう1つが、監督教会に行って、名簿をもらってきて誕生日順に名簿を整理して下さい。

 

ということでした。

 

彼女がそれができたころに、エリクソンはさらにもう1つお願いをしました。

 

今度は、誕生日が来た方に、あなたが育てた花をカードを添えて贈って下さい。ただし、あなたの名前は伏せておいて下さい。

 

やがて、教会の仲間内で、誕生日なると贈られる花がとても人のココロをなごませると評判になりました。

 

やがて、一人の女性が、叔母さんの家の近くを通り、彼女がセントポーリアを育てている姿を見つけました。

それからというもの、たくさんの人が彼女の家に訪れては、話をしていくことになりました。

彼女は、もはや一人ぼっちでもなく、町の中で、誰しもに感謝される存在になったのでした。

 

そして、彼女が70代で亡くなったとき、教会では、「セントポーリアの女王」として、これまでにない盛大なお葬式が行なわれたということでした。

 

 

彼女の頭のなかには、セントポーリアや教会というものがリソースとして認識されず、彼女の手に入れたいものとはつながっていませんでした。

彼女の既にやっていることを利用して、ミルトン・エリクソン博士は、彼女の目的につなげていったのです。

 

つまり、難しく言えば「組織化」したのであり、それらを彼女の手に入れたいものにつながるようにリソースに変えていったのです。(魔法のようですね♪)

 

 

体験は、すべて財産なのです。

 

私たちがサブモダリティを変化させることで意味づけに変化を与えられるということは、全ての体験は目標や自分の望む状態を支える素材となるということなのです。

体験は、視覚(V)、聴覚(A)、体感覚(K)を通して行なわれるため、この五感を通したものやその構成要素であるサブモダリティは、すべてあなたのリソースとなりえます。

 

つまり、

 私たちが五感を通して体験することは、

 すべてリソースとなりうる可能性をもっているものだ。

ということです。

 

これが、体験は財産に変わりうるという発想の原点なのです。

そのため、やったことのないことにはリソースとなる「機会」として飛び込んでいって欲しいのです。

 

例えるなら、銀行にたくさんこれまで体験や五感の貯蓄をしているのですが、あなたが使っているのは、その一部だけなのです。

どうしても人は、その一部しか使えないため、意識的には自分の中に目標を達成するリソースがないと思ってしまいます。

 

しかし、これを学んだあなたは、もうこのことを理解しているのです。

誰もが自分の必要とする充分なリソースを持っている。」 

 

問題というには、現在の状況に対して リソース<問題 ということだけで、リソースに気づきが少なく、気づいていても使っていないということだけなのです。

リソースがあなたの中で十分体験できれば、「問題」というものは浮上してこないのです。

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