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NLP辞典

ステイト(state)

34910720_sステイトとは、日本語では(心身の)状態のことを指しています。

 

私たちは、周囲の環境や自分の内面など様々な情報から刺激を受けています。

そのときに得られる情報によって神経回路が働き心や身体に影響を与え、また心や身体の状態によって情報の受け取り方や解釈、体験の質が異なってきます。

このように私たちの心身の状態はこれらの相互作用により生まれてきます。

 

そのため、ステイトをマネジメントする力によって、前提条件は同じであっても平凡な結果になるのか素晴らしい結果になるのかが変わってきます

 

ときどき、ステイトを「感情」と同じ意味にとる方もいますが、感情はステイトの一つの状態です。

ステイトはより大きな概念になります。

 

また、よく似た言葉にコンディションというのがあります。

コンディションには、もともと条件という意味もあり言外にその状態を作り出した原因や環境の関連性対して「良い/悪い」という評価が入ります。

 

ステイトは評価のないありのままの状態です。

例えば、「イライラして、体が緊張している」状態のとき、何か柔軟に発想するにはあまり良いコンディションではありません。しかし、単にこれをステイト(今起きている状態)と捉えなおすと、何かに向かって突破していくには良いコンディションに変わるかもしれません。

 

 

■ステイトの種類

 

大まかに3つ。

身体レベル、感覚レベル、感情レベルがあります。

 

身体レベルのステイトとしては、呼吸、心拍数、姿勢、血圧、緊張かリラックスしているか、病気や痛みの状態などがあります。

 

感覚のレベルでは、いわゆるNLPではサブモダリティと呼ばれているものです。内面でどのように視覚的に明るさや大きさで物事を見ていたり、聴覚的にはトーンやボリュームなど、体感覚的には温度、圧力、範囲などをどのように体験しているかが影響しています。

 

感情のレベルでは、怒っていたり、穏やかだったり、ワクワクしていたりなどがあります。

 

ステイトはこうした感覚、感情や身体の状態の相互作用によって自動的に生じてきます

また、外の環境、部屋の温度、大気が清浄か、人数の多さなどの相互作用によっても変わってきます。

 

 

■ステイトを理解することの重要性

例えば、疲れていたり、焦っていたりするとあまりクリエイティブな発想ができないことがあります。

私たちは何か物事を達成するときに、方法論や戦略など頭でどのように組み立てるかを考えることが多いのですが、自分の心や身体の状態を気にする方は意外に少ないようです。

そのため、素晴らしいアイデアでもステイトの状態が良くないためにパフォーマンスが落ちてしまったり、自分の能力をフルスロットルで発揮できないことがあります。

 

一方、ゾーンやフローと呼ばれる自分自身がやっていることと一体化している状態だと物事がどんどん進むことがあります。

例えば、英語の能力がまだ身についていなくても大胆でチャレンジングなステイトを持っている方が海外に乗り込んでそこで英語を身につけてしまう方もいます。

 

NLPでは、State is everythingと言われることもあり、このステイトこそが全ての思考、感情、パフォーマンスに影響する土台として最重要視しています。

このステイトを柔軟に状況に合わせていけることを目指して、様々な方法論がNLPには取り揃えられています。

 

そのため、セッションなどでも相手の発想やパフォーマンスを観察するだけではなく、このステイトの観察やステイトをマネジメントすることに着目しています。

 

■ステイト・マネジメント

ステイトに対して「気づく」→「変える」→「定着させる」を行うことです。

ステイトへの気づきは、身体、感覚、感情、(さらには自分にかけている言葉)などがきっかけになります。

 

例えば、疲れてくると筋力も落ちてくるので肩は前に入ったり、呼吸は浅くなってきます。そうすると体内のエネルギー循環が悪くなるために、集中力や持続力が落ちてきます。

こんなときに、胸を大きく広げて深呼吸してみたり、一度やっていることを止めて席を立ちあがって大きく伸びをしてみたり、5分間だけ全く関係のないことをしてリフレッシュするなどはわかりやすい例です。

 

NLPを学ぶと、こうしたステイトへの気づきが高まることと同時に、ステイト・マネジメントに感覚を有効に使っていきます。

例えば、つらいときに私たちは記憶から自分がつらくても踏ん張れたり、頑張ったその先に喜んでくれる人たちがいることをイメージすると意欲が高まることがあります。

この感覚の強度をサブモダリティという技術を使うことで上げていきます。

すると脳内からドーパミンなどの脳内物質が発生し、ステイトに影響を与えていくような仕組みになっています。

 

これ以外にも色々と状況に応じたステイト・マネジメントの方法がNLPにはあります。

 

人生の中で十八番になるステイト・マネジメントや状況に合わせていくつものやり方ができる人こそ、パフォーマンスが最大化し、人間関係も円滑に、そして問題状況でもその人の方法で乗り越えていくことが可能となるのです。

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