Toggle

K,L,M,N,O

リーディング

35203216_s相手の注目を方向付け、焦点を当てなおすことをいいます。

また、相手の地図に新しい情報やアイデアを導入して、相手の内面の世界に柔軟なものの見方ができるようにしたり、情報を新しく解釈する機会を提供します。

その行為が、リーディングです。

 

リーディングは、「言語」でも「非言語」でもできます。

「個人」に対しても「グループ」に対しても可能です。

 

大胆に場所を動かして変化にお誘いすることもあれば、わずかに言語パターンや行動パターンが相手の望む方向にシフトすることをサポートすることもあります。

 

もしリーディングをしなければ、相手の思考、感情、言語、行動パターンをなぞるだけになります。時間をかけて変化を生み出すときにはこの方法も有用ですが、限られた時間のなかで変化を生み出したいときや相手の生きる力を信じ、新しいパターン構築がその人の成長や成熟、真価の発揮などに役立つと判断できれば積極的に利用することもできます。

 

■具体的にNLPでは、どう使うの?

ある人とあなたがコミュニケーションをしているとき、その人はあなたに対して、どのように五感と言葉を使って自分の世界観や地図を構築したかについて情報を与えてくれます。

そして、そこには、その人のどの部分に限界や問題や障害を創り出しているかという情報が含まれていることがあります。

アップタイム、観察力を高め、ラポールを形成することは、そうした情報を聴き取ること土台になります。

ラポールができたら今度はあなたから態度や影響を変えて、相手の望む方向や相手の制限された地図を拡張することに導いていくのです。

 

また相手に合わせることで、リーディング前にエコロジカルなチェックをしておくことも大切でしょう。

 

リーディングの代表的な例を挙げてみましょう。

 

1)言語でリーディングをする例

「しかし」「でも」は使わずに、「そして」という言葉を活用することです。

 

具体的には、

「おっしゃることはよく理解できました。しかし、それは、納得しかねます。」

「おっしゃることはよく理解できました。そして、それは、納得しかねます。」

というと、私たちの受ける印象はどう変わるでしょうか?

 

「しかし」や「でも」という言葉は、相手の言葉を全否定する力があります。

「そして」という言葉には、一旦それをうけて、拡張していく力があります。

 

2)非言語でリーディングする例

観察力を高めていくと、相手が表情がぱっと明るくなったときの言葉のトーンや、ふっとリラックスしたときの身体のしぐさがわかります。

それを捉えて相手に返すことで、相手がその言葉に反応してリーディングすることも可能となります。

 

「(顔の表情が緩んだ言葉をとらえて)自分しかできない、と感じたんですね。」

「今、ふと肩の力が抜けたんですが、何を感じましたか?」
特に、非言語の場合でリーディングするときは、相手の状態(ステイト)やエネルギーを良く観察しておくと効果的です。

 

 

■リーディングで必要な条件は?

ラポールがなければ、リーディングすることは容易ではありません。

 

例えば、

失恋した友達に向かって、いきなり

「あれでいいんだよ。他にいい子がいるから、チャンスが増えるぞ!」

と元気良く語っても、あまりいい成果は得られません。

こんなときは、相手のつらい想いを充分汲み取ってラポールを形成した後で同じことをいえば、相手は無意識のうちに自分の気持ちや感情が共有されていることを踏まえているので、あなたの意見が相手の望む方向に一致していれば、素直に受け取りってもらえる確率が高くなります。

 

これをNLPでは、変化を起こすためのペース&リードと呼びます。

相手に合わせて、相手の望む方向にそっと背中を押してあげる、もしくは、道を作ってあげる、そんな関わり方になります。

 

NLPを学ぶと、自然と人と関わるときにこの姿勢が身についていくのです。

そのことが、より人との関係を円滑にしたり、相手が落ち込んだ状況からやる気になったり、元気になっていく力となっていくのです。

 

 

■リーディングがうまくいかないときは?

リーディングをかけても、相手がついてこないこともあります。

そのときは、そのことがとても大切な情報です。どんな情報を、私たちに伝えてくれていると思いますか?

 

私たちはまだ十分ラポールがとれていませんよ

 

言葉を変えると、

 

私の言いたいことや本当の気持ちをまだ受け取ってもらっていません。もっと、私の地図や世界を知ってください、受け取ってください

 

というメッセージなのです。

 

とくに、家族や職場などの人間関係では、時間のプレッシャーや責任から解決を急ぎすぎたり、自分の立場を誇示したいためにリーディングを急ぎすぎることがあります。

そのときは解決などに向かうのではなく、関係づくりが必要なタイミングです。

 

そのため、そのときにはリーディングをやめてすぐさま相手とラポール形成してください

相手の地図を尊重して、相手と一緒にダンスしてください。

そして、また、次のリーディングのポイントを観察していきましょう。

 

 

■コーチやリーダーには必須の技術になります。

リーダーシップは正に「リード」していくことにあります。しかし、多くの場合ペーシングがない状態、つまりは相手の世界観に寄り添割れることなく、理解されることなく、尊重されることなくリーディングされることがあります。

また、リーディングを急ぐあまりにペーシングが浅くなってしまうこともあります。

 

これは、クレームのときに起こる例ですが、こちらがいかに相手に正当性を主張しようかということを念頭に置いてペーシングしてしまうと、初めはささやかなクレームを持ったお客様だったのがペーシングの関わり方次第では、相手をモンスタークレーマーに仕立ててしまうことがあります。

これは、コミュニケーションという相互交流の中で、相手を分からせよう、操作しようとすることがメタメッセージとして伝わってしまうからです。

 

逆に、しっかりとペーシングできているとそこには気づかないところでお互いの親密さや信頼感が得られているために、リードすることが受け入れやすくなってきます。

URL
TBURL

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top