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NLPの前提

どんな行動も何らかの状況では価値がある。

自分や他者について一見ネガティブな行動や結果であっても、それはたまたまその状況や関係性の一つの固定的な捉え方です。

その一つの行為や出来事で性格やその人の能力、これからの未来の人生や関係性を決めつけないほうが良い。

もしかすると、その出来事や行動は状況、関係性や観点を変えていくと非常に効果的な行動や結果という可能性があるからです。

 

あなたの人生にもこんな経験はありませんか?

自分の行きたい大学や会社ではなかった。その時点では敗北感があったが、それがあったから今成功している。

身体を悪くした。そのときは自分のことや周りの環境を攻めたが、長い目で見たときにあの経験があったから自分や人に優しくなれたり、身体のことやストレスなどの精神的なことについて目が向き始めた。

人生という映画のワンシーンだけで人生全体を判断するのではなく、別の見方ができるとその後の人生にどれだけでもその出来事を役立てることができるのです。

 

■具体的な例を見ていきましょう。

「リフレーミング」(R・バンドラー、J・グリンダー著、星和書店)という本から引用します。

ある堅物の銀行家の娘がいました。その娘は父親の目から見てかなり頑固でした。それに困った父親がセラピーにやってきました。その一例です。

 

「あなたは、人生の成功者ですね。」

「そうです。」

「貴方の財産は誰かにもらったものですか、お父様が銀行を持っていて、

『お前のものだよ』と言われたのですか?」

「とんでもない、私は自力で出世したのです。」

「じゃあ、あなたには粘り強さがありますね。」

「ええ」

「それが、あなたを今の地位につけ、銀行家として成功させた貴方の資質の一部ですね。

それから時には、他人の要求に対して、聞き入れたいとは思っても後でよくない結果になるから拒まざるを得ないことがありますよね。」

「ええ、ありますよ」

「それは、大事なところであなたを守ってくれる頑固な貴方の資質の一部ですよね。」

「まあ、そうです。野放しにするわけにはいきませんから」

「さて、振り返ってよく見てください。そして、お嬢さんに、自分を頑固に主張することを教えたのは、まさにあなた自身であり、頑固なこと、それは貴重な性質だと言うことを認めてください。それは、どこにも売っていないあなたからの贈り物で、それによって生命をすくわれたことだってあるかもしれません。お嬢さんが下心のある男とデートしたとすれば、この性質がどんなに重要なものになるでしょう」

 

この例は、お嬢さんの「頑固さ」が、お父さんと暮らすということでは不適切ですが、もしかすると異性との交友関係においては、威力を発揮するのですよ、とお嬢さんの頑固さがネガティブではなく、肯定的な側面があるものだ、ということを理解してもらうことから始めました。

このように、どんな経験も、どんな行動もある状況や環境の中に入ると適切なものになるのです。

 

■別の例をお話ししましょう。

ある婦人がおります。

この婦人は、電球の埃を払うほどの潔癖症です。

家族は母親であるこの婦人と大体のところはうまく折り合っていましたが、じゅうたんの件だけは困っていました。

なぜなら、この婦人は、誰にもじゅうたんの上を歩かせないようにしたのです。

足跡がつくというのです。

泥汚れではなく、ただへこむという理由だけで。。。

 

もし婦人が、じゅうたんに足跡がついたのを見つけると本能的にそれを消そうと掃除機を取りに行ってじゅうたんを掃除するのです。

彼女は専業主婦なので、3~7回もじゅうたんを掃除していました。

だから、家族のみんなはカンフーの達人のように歩かなければなりません。

では、彼女は他の店のじゅうたんで同じ反応をみせるかといえば、そのようなことはありませんでした。

ただ、家のじゅうたんだけでした。

 

あるNLPコーチは、この婦人にこう言いました。

「目を閉じてじゅうたんを思い浮かべなさい。

どこにも、一つも足跡のついていない清潔でふっくらとしたじゅうたんを・・・」

婦人はにんまりとして、満足そうな笑みを浮かべます。

「その綺麗なじゅうたんが意味しているのは・・・こういうことです。

あなたがまったく一人きりで、愛する大切な人が周りには誰もいない、ということなんですよ。」

というと、婦人の表情はがらりと変わって惨めな気分になったのです。

 

そこで

「今度は、じゅうたんに足跡をいくつかつけてください。それは、あなたにとって何よりも大切な人たちがそばにいるしるしだと思ってみなさい。」

というと、婦人の気分はよくなりました。

 

このように、NLPでは相手の資質や行動を活かせる状況を探したり、その人の中にある地図の意味づけを変えることを「リフレーミング」といいます。

 

人生のあらゆる状況、他社のとの関係を含めて全ては「リフレーミング」が可能な対象です。

あとは、あなたにとって、もしくはサポートする人にとって効果的なリフレーミングをどのようにスキルやあり方に反映させられるかということです。その力をNLPを使って素早く効果的に高めることが可能となります。

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